公益財団法人エプソン国際奨学財団

交流活動レポート

2024年度エプソン会社見学会を開催

  8月22日(木)および23日(金)に、奨学生13名(26期生・27期生・6期生)が参加し、セイコーエプソン株式会社の会社見学会を行いました。この一泊二日の見学会は当財団の母体企業であるセイコーエプソンの事業概要や価値観や歴史を知ることを目的としており、あわせて諏訪地域の文化・歴史に触れながら、奨学生相互の交流を図ることを目指しています。

 出席者はまずエプソンのパーパスや、企業概要について説明を受けた後、エプソン・ミュージアムを訪れ、「省・小・精」の価値観を体現している歴代の「世界初」の製品の数々を見学し、腕時計の部品製造からどのように現在のグローバルな事業展開につながっていったのかを理解しました。エプソンの主力製品でもあるプロジェクターを利用し病気や体の不自由な方に水族館の雰囲気を楽しんでいただく「ゆめ水族園」や、衣類の大量廃棄を防ぐために白い浴衣にプロジェクターで柄を投影し気に入ったものだけを布に印刷・縫製する、などの社会課題の解決に向けた製品活用の取り組みも興味深く見学しました。

 午後は、国内最大規模の広丘事業所を訪問しました。Tシャツ、マグカップをはじめ、壁紙・床板などの建材、車のラッピング、ファブリック、アクリル板、あらゆるものに多様なインクで印刷ができるインクジェット・プリンターの可能性を実感できるソリューションセンターをじっくり見学しました。少ないエネルギーで、無駄の出ない少量の印刷が可能で、しかも精細で美しいプリントができるインクジェット・プリンターの可能性と底力を知ることができました。また、ほとんど水を使うことなく古紙から新たな紙を作り出す乾式オフィス製紙機「PaparLab」の説明を受け、エプソンのアップサイクル技術、循環型経済への貢献についても理解を深めました。「古紙回収に出して自分は環境にいいことをした、と満足していたが、その先で回収のためにたくさんのトラックが走り回り、古紙再生のためには大量の水が使われていることまで思いが及ばなかった。PaperLabはその課題をクリアする回答になっていて、その発想と技術がすごいと思う。」と感想を述べる参加者もいました。
 一部の出席者は塩尻事業所を訪問し匠工房を見学しました。時計組み立ての名人・エキスパートの高級時計組立の超絶技能に感激しきりでした。

 午後は一時豪雨になりましたが、夕方には晴れ間が戻り、諏訪湖にかかる虹を見つけて歓声があがりました。

 役員や同窓生も交えて和やかに夕食をとった後、諏訪湖上で打ち上げられる花火を堪能し、一日目のプログラムを終えました。

 二日目は朝から夏らしいお天気になりました。まず下諏訪町の儀象堂におじゃまして、エプソンOBで時計作りの大先輩である同館スタッフの方々の指導のもと、クロックの組立をしました。シンプルな構造ながらねじの締め加減で精度が変わってしまうなど、精密組立のむずかしさを体感しました。文字盤には自由に装飾を施し、世界にひとつのオリジナルクロックを完成させました。そこから徒歩で諏訪大社・下社秋宮に移動し、木立の中の壮麗な拝殿で参拝をしました。最後に諏訪湖観光の名物にもなっている水陸両用車に乗車して諏訪湖にダイブ。そのまま湖と諏訪市内を周遊して地域観光を楽しみました。

 2日間の見学会を通じて、エプソンをより良く理解し、また他大学の留学生仲間とも知り合うことができて、奨学生にとって夏の良い思い出になったことと思います。また次の交流行事での再会を誓ってお開きとなりました。

 

エプソン本社前で
白い浴衣に様々な模様が投射される
PaperLabの説明に熱心に耳を傾けて
慎重にクロックの中心に針を重ねて

2024年度新規奨学生採用式を開催

2024年4月9日(火) 京王プラザホテル新宿において、「2024年度奨学生採用式」が開催され、今年度新規採用された奨学生13名が出席しました。(外国籍留学生11名、海外派遣留学生2名) 

まず碓井理事長より、「人生の充実度は、いかに高い志を持つか、そしてそれを実現しようとする意欲があるかにかかっている。世界は一層複雑になっているが、多くの人がより豊かになっていくためには、ここにいる若い皆さんの志と努力にかかっている。そのためにまず謙虚さを持ち、人を尊重しお互いに尊敬しあってほしい。そこから人々の平和が生まれるはずであり、今後、皆さんの大きな知恵ですばらしい世界をつくっていってほしい。」という激励メッセージが伝えられました。
続いて、参加した新規奨学生からは、それぞれの専攻や研究内容、将来の目標、趣味や現在の関心事について自己紹介がありました。
来賓の選考委員からはご自身たちの学生時代の留学経験や感想を元に、奨学生へのアドバイスをいただきました。

13名の奨学生が新たに仲間入り
理事長より新奨学生歓迎のご挨拶
昼食をとりながら和やかに交流

2023年度同窓会入会式を開催

2024223日(火) 京王プラザホテル新宿において、2023年度同窓会入会式が開催されました。今回は第25期生と第26期生、海外派遣留学第5期生と6期生が対象で、13名が新たに同窓会会員に加わりました。

入会者の多くはこの春から就職したり進学するメンバーです。
まず碓井理事長から、新しい旅立ちを迎える奨学生の皆さんに、今後も、高い志を持ってグローバルに活躍し社会に貢献する人材として成長を続けてほしい、今は自分の志が達成できるか不安と期待が混在していると思うが、青春のこの時期は人生にとってかけがえのない尊い時間であることを胸に、奨学生同士のネットワークも大切にしながら豊かな人生を送ってほしいと、激励の言葉が述べられました。

出席した選考委員からは、この2年間、コロナが収まってきた一方でウクライナへの軍事侵攻、パレスチナでの紛争が始まり、皆さんの将来にも暗雲がかかったように感じるかもしれないが、身の回りに目を転じると生成AIの発展など新しい技術が多く生まれており、若い人が活躍できる時代になっている。しかし変化のスピードは速く、正解は誰かに聞いても調べてもわからないので、優等生のままでいてはだめで、自分で考えるしかない。若い皆さんには破壊的イノベーションの担い手になってほしい。というメッセージが贈られました。また、ビジネスも人のつながりもすべて「縁」から始まるので、縁を大切にすること。同窓生として世界のどこにいても財団とのつながりを持って支援してほしい。留学など自分の意志で進路を決めてきた皆さんには時代のトップランナーとして走り続けることを期待している。などの激励メッセージもいただきました。

同窓会に入会することになった奨学生の皆さんからは、自ら取り組んでいる研究の紹介に加え、最近の生活の様子、社会人としての新しい生活への期待、異文化の中で成長が実感できた点、奨学金により経済的な不安やアルバイトの負担が軽減されて研究に集中できた等の感想や感謝が述べられました。一様に、今後、国際交流を推進し社会に貢献する人材として活躍していきたい、という決意が発表されました。
2023年度中は奨学生採用式、エプソン会社見学会と対面で集まることができたので、今回の式を含め奨学生の皆さんの交流の輪が更につながったようです。

就職、進学など、大きな期待を抱きながらそれぞれのステージへ一歩を踏み出す皆さんの活躍を心からお祈りしています。

2023年度エプソン会社見学会を開催

8月24日(木)および25日(金)に、奨学生13(25期生・26期生・5期生)が参加し、セイコーエプソン株式会社の会社見学会を行いました。厳しい残暑の中、日本各地から現奨学生が長野県のセイコーエプソンに集合し、相互交流を深めました。

見学会の目的は当財団の設立母体企業であるセイコーエプソンの「歴史と現在、価値観を知る」です。

8月24日(木)は本社にて「創業記念館」を見学し、小さな腕時計製造から始まり、プリンター事業他へと発展したセイコーエプソンの事業の歴史の説明を受けました。
また、ほとんど水を使うことなく古紙から新たな紙を作り出す乾式オフィス製紙機「PaparLab」が実際に稼働する様子を見ながら、エプソンのアップサイクル技術、循環型経済への貢献についても理解を深めました。

午後は、国内最大規模の事業所である広丘事業所を訪問し、巨大なデジタル捺染印刷機、自在なラベルやパッケージ印刷が可能なデジタルラベル印刷機、テキスタイル・ファブリック向け大判昇華転写プリンターなど、商業・産業用の大判プリンターを見学し、あらゆるものに印刷を可能にしたエプソンの技術力を目の当たりにしました。プリンターは紙に印刷をする機械、という固定観念を持っていたという参加者は驚きを隠せないようでした。
また、会社の価値の源泉である“省・小・精”の高度な技術を通じて、「カーボンマイナス」「地下資源消費ゼロ」を目指し環境保全に積極的に取り組む会社の姿勢も学びました。
本見学会は、奨学生にとって、独創の技術と価値により「人と地球を豊かに彩り」たいというエプソンの理念と、持続可能な社会を創るための取り組みを理解する貴重な時間となりました。

8月25日(金)は、晴天の中、遊覧船に乗船し湖面を渡るさわやかな風を感じながら諏訪湖周辺の雄大な景色を堪能しました。その後、下諏訪町の「すわのね」ミュージアムでオルゴールの組み立てを体験し、自分で選んだ曲をセットした世界にひとつのオリジナル・オルゴールを作成しました。旅の良い想い出の品になったことと思います。
「諏訪大社上社本宮」では、樹々の香りに包まれながら境内をゆっくり見学し、巨大な御柱を見上げながら御柱祭や諏訪大社の縁起を地元ガイドの方に解説していただき、諏訪地域の長い歴史と文化に思いをはせました。

一日目の夜は全員で諏訪湖花火見物も楽しみ、全行程を通じて、奨学生同士の交流も深めることができた充実した2日間となりました。

社名の由来となったプリンターをじっくり見学
Tシャツへの印刷の手順に興味津々
オルゴールのくし歯調整は意外に難しい
諏訪大社上社本宮にて

2023年度新規奨学生採用式を開催

2023年411日(火) 京王プラザホテル新宿において、「2023年度奨学生採用式」が開催され、今年度新規採用された奨学生12名が出席しました。対面形式での採用式は20194月以来の開催となりました。出席者にはまず、碓井理事長から奨学生決定通知書が交付されました。
碓井理事長からは、「皆さんは数年来のコロナ禍により本来の留学生活を送れず残念な思いをしてきたと思うが、工夫をして乗り切ったことを、何年か後には、きっとあの時はよくがんばったと誇れることと思う。若い時には様々な挑戦ができる。志を高く持って人生を切り開いてほしい。若い人の力が世界を良くしてくれると信じている。当財団は皆さんが国際社会の架け橋となってくれるよう期待し、支援していく。新しい社会を作ることに貢献してほしい。そのためには、奨学金受給期間を通じて、主体的に行動し充実した生活を送ってほしい。」と激励の挨拶がありました。
出席者からは研究内容、留学の目的、趣味、今後の目標など、自己紹介と決意表明がなされました。
来賓の選考委員からは、「奨学生相互の交流も深めて人脈を広げ、心を許せる人間関係を作り、将来につなげてほしい。」「奨学金により経済的余裕が得られることは、即ち時間を得られるということ。有効に使ってほしい。研究や勉学だけでなく留学先の文化と人を知ることにも時間を使ってほしい。」「人が成果を発揮するためには“意志の力”が必要。人の意見に流されず、自分なりの目的を達成するという強い意志を持つ、“光る人材”になってほしい。」などの、温かいメッセージが送られました。

2022年度同窓会入会式を開催

2023年222日(水) 京王プラザホテル新宿において、2022年度同窓会入会式が開催されました。今回は第24期生と第25期生が対象で、12名が新たに同窓会会員に加わりました。

コロナ禍により、2020年度より3年間対面での開催ができず、3年ぶりの実施となりましたが、10名が元気な顔を見せてくれました。

碓井理事長から、地球環境保護に向け脱炭素社会への移行は待ったなしの状況であり、また世界各地で深刻な紛争が勃発し、目指してきたグローバル社会の実現に暗雲がかかっている。来日し留学経験を積んだ皆さんには今後、世界をつなぐ架け橋として活動し、専門性を発揮しながら脱炭素社会の実現や社会課題の解決に真摯に取り組んでほしい。留学経験を元に、素晴らしい人生を歩んでほしいとのはなむけの言葉が送られました。
また出席した選考委員からは、留学で得られたヒューマンネットワークが今後の人生を彩り、豊かにする、そのネットワークが今後世界で起こる問題を小さく収めることができる可能性もあるので大切に育んでほしい、また今後は文理融合の時代なので自分の専門領域に留まらず他分野を知ることにも力を注ぎ見識を広めてほしい、という激励のメッセージをいただきました。

同窓会に入会することになった奨学生の皆さんからは、自ら取り組んでいる研究の紹介に加え、コロナ禍の3年間は苦しいこともあったが、友人たちに支えられ乗り切ってきたこと、また奨学金により経済的な不安や負担が軽減されて研究に向き合うことができた、という感想と感謝が述べられました。進学、就職、帰国など進路は様々ですが、一様に、留学経験を生かして、社会に貢献する人材として活躍していきたい、という決意が発表されました。短時間ではありましたが、昨年8月に3年ぶりに実施したエプソン会社見学会以来の対面交流となり旧交を温める機会ともなりました。

高い志を抱きながら社会への一歩を踏み出す皆さんの活躍を心からお祈りしています。

一人ひとりから決意発表をしていただきました
会場にて、集合写真

2022年度会社見学会を開催

8月25日(木)および26日(金)に、現奨学生14(24期生・25期生)が参加し、セイコーエプソン株式会社の会社見学会を行いました。

新型コロナウイルス感染症によるパンデミックが始まってから2年半。2020年度も2021年度も夏の本見学会を中止せざるを得ず、3年ぶりにようやく開催することができました。

今回は、創業80周年を迎えた「セイコーエプソンの歴史と現在・未来を知る」ツアーとなりました。
8
25日(木)は本社で「創業記念館」「ものづくり歴史館」を見学し、セイコーエプソンの始まりの歴史や、これまでにエプソンが世の中に送り出した数々の世界初の製品をはじめ、現在の製品群の説明を受けました。午後は、国内最大規模の事業所である広丘事業所を訪問し、ポスターやCAD、看板やディスプレイ印刷向けの大判プリンターや、テキスタイル向け大判昇華転写プリンター、巨大なデジタル捺染印刷機、自在なラベルやパッケージ印刷が可能なデジタルラベル印刷機など、商業・産業用の大判プリンターを見学して、あらゆるものに印刷を可能にしたエプソンの技術力の高さに感嘆しました。また、インクジェット技術による省エネ技術、アナログ印刷からデジタル印刷への移行、乾式オフィス製紙機「PaparLab」によるアップサイクル技術の確立など、高度な技術を通じて、環境保全に積極的に取り組みながら、持続可能な社会の実現を目指している会社の取り組みを学びました。
小さな腕時計からグローバルな情報機器の会社へ。「エプソンのスタートから、現在・未来へ」を理解する貴重な時間になりました。

826日(金)は、下諏訪町の「儀象堂」でクロックの組み立てを体験し、世界にひとつのオリジナル時計を作成しました。「諏訪大社下社秋宮」では、拝殿の見事な立川流の彫刻に感嘆し縁起の良い松葉をいただいて、諏訪の浮城として有名な「高島城」の復元天守閣からは遠く甲府盆地や諏訪湖の対岸を眺めて深呼吸し、諏訪地方の歴史・文化を体感しました。

コロナ禍ということで、すべての行動がマスク着用、感染症対策を意識してのものとなったことから、多少の窮屈さはありましたが、全員で諏訪湖花火見物も楽しみ、2日間の行程を通じて、奨学生同士の交流も深めることができました。

 

見てさわってびっくり。インクジェット技術であらゆるものに印刷できることに感嘆
写真撮影時のみ、マスクをはずして。
「ものづくり歴史館」でエプソンの歩みを知る
諏訪市・高島城天守閣にて

2022年度新規奨学生採用式を開催

2022年412日(火)に「2022年度奨学生採用式」をオンライン形式で開催しました。

新規採用奨学生13名が出席し、大学院・学部での研究内容、将来の夢、その目標を達成するための決意等を述べました。また趣味や特技、留学中の印象深い異文化体験などについても発表しました。

奨学生からは、専門の研究を通じて社会に役立つ人材になりたい、勉学だけでなく社会のあり方にも興味を持ちたい、留学を通じて複数の視点を得て国際的に活躍する人材になりたい、等の決意が述べられました。

出席役員からは、高い志を持ちながら世界の平和に貢献するけん引役になってほしい、若いエネルギーで日本や社会を元気にしてほしい、留学の目的を忘れずに努力を続けてほしい、社会に貢献するためにもまずは自分が生活を楽しむことが大切、等の激励のお言葉がありました。

オンラインでの集いになってしまったのは残念でしたが、奨学生にとっては同じ留学仲間の話を聞いて、共感したり、刺激を受けるミーティングとなりました。

新規奨学生の皆さんが研究の内容や将来の目標を発表

2021年度同窓会入会式を開催

2022年2月16日(水)に、2021年度同窓会入会式を開催しました。

オミクロン株の影響で全国的に第6波の感染拡大が続いており、まん延防止等重点措置が適用されていることから、今年もまたオンラインでの開催となりました。

同窓会入会式には今回対象となった第23期生および第24期生のメンバー15名全員が出席しました。中にはすでに昨秋に大学院を卒業して就職したり、インターンをしているメンバーもいますが、時間をやりくりして、出席してくれました。対面の交流行事が行えていないことから、初対面の人もいましたが、全員が同じエプソン国際奨学財団の奨学生同士であり、お互いに知り合う貴重な機会となりました。

簡単な自己紹介に続き、留学生活を通じて自分ががんばったこと、将来の目標・目指す姿等をスピーチしてもらいました。皆、様々な専攻、バックグラウンド、将来の計画、趣味を持っており、オンラインという制約がありながらも、出席者は他メンバーの話に熱心に耳を傾けていました。多様な人材が当財団の奨学生仲間であったことを知るにつけ、やはり直接、交流の場を持ちたかった、知り合いたかったという声も改めて聞かれました。コロナが収束したあかつきには、同窓会で再会することを約束しました。

理事長や選考委員からは、長引くコロナ禍の中で留学の目的を見失わず、研究を続け努力してやり遂げている奨学生の皆さんを誇りに思うこと、志と夢を持つことが皆さんの人生を豊かにするので、これからも挑戦し続けてほしいとの言葉がありました。また、将来にわたり、多文化間の架け橋となる人材として、母国だけでなく日本にもいい影響とエネルギーを与えるような国際的な活躍を続けてほしいと激励の挨拶がありました。

今回、外国籍留学生15名が新たに同窓生に加わり、1997年の設立以来の同窓会会員数は累計269名となりました。

 

入会記念品のウオッチをつけて笑顔でポーズ

2021年度新規奨学生採用式を開催

2021年46日(火)に2021年度奨学生採用式をオンライン形式で開催しました。
新規採用奨学生10名が出席し、奨学生としての決意や今後の抱負などについてそれぞれ発表しました。
現在の研究をバネに努力して、将来、よりよい社会の創出に貢献したい、日本と母国の架け橋になりたい、国際的に活躍する人材になりたい、などの力強い決意が述べられました。
出席した財団役員からは、コロナ禍にあっても奨学金をひとつの支えとして学生生活を充実させてほしい、財団として奨学金支援を通じて皆さんの研究や日本・異文化を知る支援をしていくので、安心して頑張ってほしい旨の激励がありました。
集合して懇親の場を持つことはできませんでしたが、他の参加者の顔を見て声を聴くことにより、同期のつながりを感じてもらうことができる集いとなりました。

 

オンラインで自己紹介と将来の目標を発表

2020年度同窓会入会式を実施

2021年2月16日(火)に、2020年度同窓会入会式を開催しました。

緊急事態宣言が発出中であったことから、オンラインでの開催となりました。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けて、残念ながら奨学生間の交流行事を実施できませんでした。そのため、初めて顔を合わせるメンバーもいて、まずは自己紹介も兼ねながら、研究の内容、将来の希望、これからの目標などについて一人ひとりにスピーチをしてもらいました。また、この1年間コロナ禍の中にあり、どのような思いで過ごしたか、苦しかったこと、工夫したこと、他の人へのアドバイスなどについても意見交換をしました。最初のうちは人と逢えなくなり戸惑いと緊張が大きかったようですが、時間とともにそれぞれこの状況をしっかりとらえて、前向きな行動につなげ日々着実に歩んでいる様子がわかりました。
財団役員からは、このようなパンデミックの中で留学生活を過ごさざるを得ず、異文化交流の機会が失われてしまったことは残念だが、この経験が必ず皆さんの糧になることを確信している旨の激励がありました。

外国籍留学生8名、海外派遣留学生2名が新たに同窓生に加わり、累計255名の同窓会員となりました。

オンラインで意見交換~それぞれの決意を胸に

2019年度同窓会入会式を開催

2020年2月18日(火) 新宿京王プラザホテルにおいて、「2019年度同窓会入会式」を開催しました。

入会者からは今後の進路や抱負について、また本奨学金が留学の目的を実現するために役立った旨のスピーチがありました。それぞれの将来についての頼もしい計画も聞くことができました。財団役員からは留学中に得た絆を大切にすること、ヒューマンネットワークが必ず長く自分の支えとなり、友人たちが人生に彩りを添えてくれる、との激励の言葉をいただきました。

入会者たちは昨年8月にセイコーエプソン株式会社を共に訪問しており、同期生の輪をこれからも大切にしてくれるものと思います。
皆さんの今後のご健康とご活躍をお祈りします。

今年度は外国籍留学生11名、海外派遣留学生2名が新たに同窓生に加わり、累計で244名の同窓会員となりました。

新宿京王プラザホテルの会場にて

第19回同窓会を開催

10月26日(土)に東京台場のグランドニッコー東京に於いて第19回同窓会が開催されました。広島、大阪、京都、名古屋、静岡、仙台など遠方からの出席者もあり、同窓生の絆と交流を深めました。同期生同士は旧交を温め、年次の違う同窓生もすぐに打ち解けて語り会い、仲間の輪を広げることができました。
第二部として全員でエプソン・チームラボ・ボーダーレスを見学し、エプソンが誇るビジュアルコミュニケーションの技術を最大限に活かした、立体的な新しい映像表現の世界を体感しました。時間をかけて幻想的なデジタルアートを堪能した後、来年の再会とそれぞれの活躍を願いながらお開きとなりました。
グランドニッコー東京にて
エプソン・チームラボ・ボーダーレスを見学

2019年会社見学会を開催

8月22日(木)および23日(金)に、奨学生15名が参加し、セイコーエプソン株式会社の会社見学会を行いました。
8月22日(木)は本社で「ものづくり歴史館」を見学し、セイコーエプソンの歴史やこれまでにエプソンが世の中に送り出した世界初の製品群を知るとともに、乾式オフィス製紙機「PaparLab」の実機を見学して、エプソンの技術力や環境保全への取り組みを学びました。続く豊科事業所見学では、ヘッドマウントディスプレイ「モベリオ」を装着したり、インタラクティブプロジェクターを操作したり、光高速プロジェクターによる大迫力の映像を体感し、プロジェクション技術を活かした社会貢献活動の「ゆめ水族園」も見学し、エプソンのプロジェクション技術の高さと可能性について理解を深めました。
翌8月23日(金)は、下諏訪町の「儀象堂」で時計作りを体験し、諏訪市の国指定重要文化財「片倉館」や「諏訪大社上社」をじっくり見学して、諏訪地方の歴史・文化を学びました。
懇親会では、母国の歌をグループで歌ったり、特技を披露したりと、楽しく和やかな時間を過ごし、奨学生同士の交流も深めることができました。
セイコーエプソン㈱本社にて
ヘッドマウントディスプレイを装着
腕時計組み立てに集中
歴史ある諏訪大社上社にて

2019年度新規奨学生採用式を開催

4月9日(火) 東京、新宿の京王プラザホテルにおいて奨学生採用式を開催いたしました。本年度は外国人留学生11人、海外派遣留学生2名の計13人の方が新たに財団の奨学生となりました。採用者お一人お一人が、大切な時間を有効に使い自身の目標に向かって勉学に励むと共に、たくさんの経験を積んで将来に活かしていただきたいと思います。

2018年度同窓会入会式を開催

2019年2月19日、東京は新宿において2018年度の同窓会入会式を開催しました。当財団の奨学生に採用され約1年から2年が経ち、奨学生を卒業し当財団の同窓生として新たな気持ちでこれからもそれぞれの目標に向かって前進することを確認し合いました。また、当財団への支援に対する感謝とこれからも当財団のよき理解者として応援いただけることも報告いただきました。

2018年度 新規奨学生採用式の開催

2018年4月10日(火)、東京は新宿において2018年度新規採用となった奨学生の採用式が開催されました。碓井理事長より採用決定通知書が授与された奨学生からは、今後の抱負と財団への感謝の気持ちが伝えられました。奨学生の皆様がそれぞれの夢に向かって一歩でも多く前進されることを期待しています。

2018年度会社見学会の開催

8月23日、24日に奨学生9人が参加し会社見学会を開催致しました。8月23日はセイコーエプソン(株)の本社と塩尻事業所を見学し、エプソンのものづくりの歴史や最先端技術を知る機会となりました。また、役員と奨学生の夕食を囲んでの懇親会では奨学生のよる歌、手品、コントなどで大変に楽しい一時を過ごしました。翌8月24日はオルゴール作り体験や白樺湖周辺散策でしたが、今年もあいにく曇天、小雨、強風の天候となってしまいました。そして2日間という短い時間ではありましたが、奨学生それぞれに思い出を刻むことができました。

2017年度同窓会入会式の開催

2018年2月20日、東京は新宿において2017年度の同窓会入会式を開催しました。当財団の奨学生に採用され約1年から2年が経ち、奨学生を卒業し当財団の同窓生として新たな気持ちでこれからもそれぞれの目標に向かって前進することを確認し合いました。また、当財団への支援に対する感謝とこれからも当財団のよき理解者として応援いただけることも報告いただきました。

財団創立20周年記念式典&同窓会の開催

2017年12月3日(日)に東京は新宿の京王プラザホテルにて「財団創立20周年記念式典&同窓会」を開催しました。第一部の記念式典では財団の元選考委員でもあられた渡邉利夫氏より「働くということ」をテーマにご講演をいただき、第二部の同窓会では同窓生を中心に近況報告や各種出し物の披露が行われました。ささやかながらも有意義で心温まる一時となりました。

2017年度会社見学会の開催

8月24日、25日に奨学生13人が参加し会社見学会を開催致しました。8月24日はセイコーエプソン(株)の本社と豊科事業所を見学し、エプソンのものづくりの歴史や最先端技術を知る機会となりました。また、役員と奨学生の夕食を囲んでの懇親会では奨学生のよる歌の披露、近況報告などで大変に楽しい一時を過ごしました。翌8月25日は時計作り体験や松本城見学を予定していましたが、あいにくの雨で少しスケジュールを変更になりました。2日間という短い時間ではありましたが、奨学生それぞれに思い出を胸に、また次にお会いする時を楽しみに松本駅にて散会となりました。

2017年度奨学生採用式の開催

4月4日(火)京王プラザホテル(新宿)にて2017年度の奨学生採用式を行いました。式では理事長より奨学生になられる14名お一人お一人に奨学生決定通知書が授与されました。また当財団の意義や奨学生になられた皆さんへの期待が出席役員や選考委員よりお話があり、奨学生の皆さんからは自己紹介と抱負が延べられました。
式終了後は昼食を囲んでの懇願会となり、楽しい一時を過ごしました。

平成28年度会社見学会の開催

平成28年度の奨学生対象に8月25日、26日の2日間にわたり会社見学会を開催いたしました。1日目は財団の母体企業でもあるセイコーエプソン株式会社において挨拶会を実施、そのあと、ものづくり歴史館および塩尻事業所にて時計作りを見学しました。2日目はオルゴール作り体験、片倉館見学、諏訪大社上社を散策し、楽しい思い出を作ることが出来ました。

平成28年度奨学生採用式の開催

4月12日(火)JRミライナタワービルの新宿事業所会議室にて平成28年度の奨学生採用式を行いました。式では花岡理事長より奨学生になられる12名お一人お一人に奨学生決定通知書が授与されました。また当財団の意義や奨学生になられた皆さんへの期待が出席役員や選考委員よりお話があり、奨学生の皆さんからは自己紹介と抱負が延べられました。
式終了後は昼食を囲んでの懇願会となり、お国事情や今後の事など多岐にわたり語り合い、楽しい一時を過ごしました。

ようこそ、エプソン国際奨学財団のホームページへ!
私たちは、海外からの留学生や海外派遣留学生への奨学援助および教育・学術・文化事業への助成を通じて、人材育成、学術振興、友好親善に努めています。

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